GLOCK19Xは、グロックのG19スライドとG17フレームを組み合わせたモデルだ。この記事では、GLOCK19Xの誕生の経緯と特徴を、記事公開時点の情報で整理する。
GLOCK19Xの要点
- G19のコンパクトスライドと、G17のフルサイズフレームを組み合わせたモデル
- アメリカ陸軍のMHSトライアルで、G19MHSとして提案された
- サムセーフティーを廃止し、カラードフレームを採用
- WE GLOCK19Xのガスハンドガンは、記事公開時点で予約を受け付けていた
| 項目 | 内容(2026年10月時点の公式サイト) |
|---|---|
| 口径 | 9×19mm |
| バレル長 | 102mm(4.02インチ) |
| 全長 | 189mm |
| フレーム | コヨーテカラー(G17フレーム) |
| 特徴 | フィンガーチャンネルなし、アンビスライドストップ、ランヤードループ |
GLOCK19X グロックの第5世代を担うフラッグシップモデル
GLOCK19Xとはどんなモデルか
GLOCK19Xとはグロックハンドガン第5世代(Gen5)で新たに追加されたモデルで、G19のコンパクトスライドとG17のフルサイズフレームを組み合わせたもの。Xとはクロスオーバーの意味で、2つのモデルを組み合わせたことからその名がつけられている。
グロックは使用弾薬やサイズによって様々なモデルが存在するが、ハンドガンの中でも最も汎用的な9×19mm弾を使用するメインモデルはG17及びG19となる。中でもコンパクトなG19は各国の軍特殊部隊や法執行機関での採用例も多く、その実績から民間も含めて絶大な人気を誇るモデルとなる。
スライドと合わせグリップも短いG19をより握りやすく、また装弾数もフルサイズと同様のキャパシティとするG17フレームとの組み合わせは、ありそうでなかったグロックの新しい境地を開くものとなった。
その発想のきっかけとなったのはアメリカ陸軍における新制式ハンドガンのトライアルであった。
G19Xは、携帯性と握りやすさを両立した設計と言える。そのため、既存のG19とG17の中間を埋めるモデルとして注目された。
トライアルに敗れるも、新たなる市販モデルを生んだグロック
2017年はグロック社にとってまさに肝をなめる、悔しい年となった。
アメリカ陸軍の新制式ハンドガン選定トライアル、MHS(Moduler Handgun System)に数多くのメーカーがフルサイズとコンパクトの2モデルを提出する中、グロックはコンパクトなG19スライドとフルサイズのG17フレームを組み合わせた1モデルで勝負に出た。
コンパクトスライドの携帯性の高さ(Moduler)とフルサイズの利点を合わせ持つG19Xはグロックとしては会心の提案であり、1モデルのみでトライアルに臨んだ姿勢は自信の表れである。
しかし、G19MHSと名付けられた新しいグロックハンドガンは結果としてトライアルには敗れ、SIG M17が新制式ハンドガンの地位を得ることとなった。
だが新しい発想によるグロックの提案は、その後フラッグシップモデル誕生へと繋がることとなる。
トライアルに敗れた後、グロックは、このモデルを民間向けに投入した。そのため、G19MHSの発想が、市販のG19Xとして形になった。
G19Xが第5世代のフラッグシップと呼ばれる理由
G19MHSでは軍用を意識して設定されたサムセーフティーがGLOCK19Xでは廃止され、本来のグロックに近い仕様に変更された。
他の第5世代同様、フィンガーチャンネルのないストレートなグリップ、アンビ化されたスライドストップ、開口部の広がったマグウェル、そしてグロックでは初となるカラードフレームの採用など、後発ながら第5世代のフラッグシップモデルとも呼べる進化を果たしたG19Xは、今もっとも注目度の高いグロックハンドガンとなったのだ。
2026年10月時点の公式サイトでは、バレル長は102mm(4.02インチ)とされる。また、フレームはコヨーテカラーだ。さらに、ランヤードループを備える。
GLOCK19Xの公式プロモーションとその後
グロック社によるG19Xへの力の入れようはGLOCKの公式サイトからも見て取れる。
特設サイトの用意やプロモーション動画の配信など、今までになくその普及に熱が入っており、グロックを背負う渾身のモデルであることが伺える。
プロモーション動画は、新モデルを広く知らせるための施策だ。そのため、発売の前後に公開されることが多い。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=TX0rA1apy-A&w=855&h=503]
アメリカ陸軍制式採用こそ逃したものの、G19などが特殊部隊で使用されていることを考えると、G19Xも軍用銃として今後採用される可能性は高いと言えるのではないだろうか。タンカラーに染まったタクティカルグロックが今後のスタンダードとなる日は近いのかもしれない。
軍用としての採用は、2019年時点では未定とされていた。そのため、今後の動向は、公式発表で確認したい。
WE製ガスハンドガンの仕様
※WE GLOCK19Xではスライドが無刻印となっております。今後、刻印入りスライド(スライドのみ)の販売も予定しております。
WE GLOCK19Xは、ガスハンドガンのモデルだ。そのため、コンパクトスライドとフルサイズフレームを組み合わせた外観になっている。
無刻印スライドの仕様は、記事公開時点のものだ。そのため、現在の販売状況は、ショップで確認したい。
GLOCK19Xに関するよくある質問(Q&A)
Q. GLOCK19Xとはどんなモデルですか?
G19のコンパクトスライドと、G17のフルサイズフレームを組み合わせたモデルだ。また、Xは、クロスオーバーを意味する。
Q. GLOCK19Xはいつ発表されましたか?
民間向けモデルは、2018年のSHOT Showで発表されたと報じられている。また、アメリカ陸軍のMHSトライアルが、発想のきっかけだ。
Q. G19MHSとGLOCK19Xの違いは何ですか?
G19MHSにあったサムセーフティーは、G19Xでは廃止された。そのため、本来のグロックに近い仕様になっている。
Q. GLOCK19Xのバレル長はどれくらいですか?
2026年10月時点の公式サイトでは、102mm(4.02インチ)とされる。また、全長は189mmだ。
Q. G19Xの装弾数はどれくらいですか?
G17フレームを使うため、フルサイズと同じ装弾数だ。また、公式サイトでは、17発のマガジンが付属すると案内されている。
Q. G19Xのフレームは何色ですか?
コヨーテカラーだ。また、この記事では、グロック初のカラードフレームの採用として紹介されている。
Q. 他の第5世代と共通する特徴はありますか?
フィンガーチャンネルのないグリップと、アンビ化されたスライドストップが挙げられる。また、マグウェルの開口部も広がっている。
Q. WE製ガスハンドガンのスライドに刻印はありますか?
記事公開時点では、スライドが無刻印だった。また、刻印入りスライドの単体販売が予定されていた。










